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RSウイルス感染症の特徴(流行時期|潜伏期間|感染経路|感染期間)

RSウイルスとは

RSウイルス感染症は、マイコプラズマ肺炎と並んで、冬季に患者数が急増する代表的な急性呼吸器感染症です。

このRSウイルス感染症は、RSウイルス(respiratory syncytial virus)というウイルスに感染することによって発症します。

RSウイルスは世界中に分布しているウイルスで、2歳までに100%近くの子どもが一度はこのウイルスに感染するといわれています。
初めての感染でRSウイルス感染症を発症した場合、症状は重くなりやすく、細気管支炎や肺炎を引き起こす場合もあります。

RSウイルス感染症は、毎年冬に流行する疾患とされていましたが、2011年以降は、7月から徐々に報告数が増える傾向にあります。

2013年も、すでに大流行した昨年度を上回るペースで患者数が増加しており、特に東京・大阪・福岡などの大都市圏や九州の地方都市では、2011年の3倍の患者数が報告されています。

RSウイルスの感染経路

RSウイルスの感染経路としては、感染者の咳やくしゃみを吸い込むことで感染する飛まつ感染、ウイルスが付着した手、ドアノブ、コップなどを触ったりなめたりすることによる接触感染などが考えられます。

このため、乳幼児のRSウイルス感染を防ぐには、食器やおもちゃの共有などはできるだけ避け、手に触れたものは可能な限り消毒するよう心がけることが大切です。


RSウイルスの潜伏期間

RSウイルスの潜伏期間は2〜8日程度で、その後発熱や鼻水などの風邪のような症状が現れます。

発症者の約7割は、そのまま数日から1週間程度で症状がおさまりますが、その後、咳がひどくなったり呼吸がしづらくなったりし、肺炎や細気管支炎へと進展する例もあります。

入院が必要なほど重症化するケースは、全ての患者の1〜3%程度ですが、上記のような肺炎や細気管支炎が疑われる症状が出た場合は、すみやかに医師の診断を受けることが重要になります。
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